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伝えていくべきこと

先日、昭和18年生まれ首里出身の女性から貴重なお話をしていただいた。

彼女が1歳のころ沖縄で地上戦が始まった。当時、彼女と家族は現在の首里高校の裏辺りに住んでいたが日本兵の慰安所目的で強制的に家から追い出された。
彼女の家族と親戚は避難するために北部へ向かうことを決め、儀保十字路から大名(現在の経塚サンエー)の方へ逃げだした。しかし、北部から南へ逃げてきた群衆が多かったため北へ進めず、群衆とともに南部に逃げた。必死で逃げていたため、南部に着く頃には家族がバラバラに離れてしまい、14人だった親族は彼女の母を含め3人だけになってしまった。

彼女は1歳だったので戦時中の記憶はない。戦争のことは話したくないとずっと黙っていた彼女の母親が亡くなる前に遺書として戦争体験記を残していたそうだ。彼女の記憶にあるのは戦後のとても貧しい生活。しばらくの間は米軍が使い古したテントで生活したそうだ。

現在その彼女は米軍訓練場ゲート前でヘリパッド建設の反対運動をしている。私たちの世代に同じ体験をしてほしくないと言っていた。

東村高江にある北部訓練場のヘリパッド建設(高江を囲む形で五ヶ所建設予定)


高江の自然




そして、名護市辺野古を埋め立てての新米軍基地案が進行中。


多くの人々で署名活動をしても政府の案をかえることができない。戦争の悲惨さを知っているオジーオバーたちは身を張って基地前で反対運動を始めた。自分のためというより、私たちの未来のために戦っているようにみえる。

20〜30年後には戦争体験者が殆どいなくなるだろう。時代もかわるだろう。

私たちの世代はどうすればいいのかな?















Posted by CARO at 2014年01月13日   14:40
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